新聞で、裁判官がアパート経営をしようとしたら、不許可になったという話を読みました。
裁判官って、副業やビジネスをしようとしたら、最高裁にお伺いを立てないといけないんですね。
不許可の理由は、お金儲けに走ると、裁判の時に公平中立でいられなくなる。裁判官は公正かつ廉潔であるべし! というものらしいですが、なんだか、かわいそう。
親から継いだ不動産物件に、新しくアパートを建てるという計画だったらしいです。古い建物が老朽化して危ないとか、土地だけじゃ固定資産税が高くついて仕方ないとか、定年退職後の老後に備えようとか、いろいろな事情があると思うんですけど、最高裁が不許可です。
よかった。私、裁判官じゃなくて。
親から継いだ不動産、どうするんでしょうね。売っぱらうのかなー。子供に生前譲渡して、運用を任すとか、裏の手はあるようにも思いますが…
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不許可は親心だった?
ところで、このマンション経営の計画というのが、建設会社に一括保証で管理も任すというものだったようです。
これは、アカンやつですね。
30年家賃保証! とか、うまいこといわれて、5年くらいで反故にされて、老後の備えになるどころか、大損こかされて、訴訟問題になるケースじゃないでしょうか。
そうなったら、裁判官としては、たしかに、冷静な判断が下せなくなるような気がします。個人的恨みが、吹き出して、「有罪!」と決めてかかることでしょう。
そこまで見越して最高裁が不許可にしたのかどうかはわかりませんけど…
身内がひどい目にあうのは見過ごせないという、親心だったんじゃないかなと言う気もします。
あんがい、お前だけ金儲けして、ズルい! というような、やっかみだったりして…
裁判官は世間知らず?
しかし、裁判官って、テレビも新聞も見ないそうですし、世の中に疎くなりますわねえ。
物事の片面にだけ詳しくなれば、偏った判断になってしまうかもしれませんが、業界の裏事情なども、知っておいたほうが、いいんじゃないかというような気もします。
自分が騙されて、初めてわかるというようなこともあるでしょうし。
たしかに物事の裏表、陰と陽をまんべんなくを知るというのは難しいと思います。しかし、どっちも見るな、というのも、なんだかどうなんでしょう。
そのあたりを補佐するための裁判員制度なのかなとも思ったり。
・・・などと、とりとめのないことを考えてみたのでした。
でも、まあ、家賃不払いの夜逃げとかは、有罪にしていただきたいと思います。