前回、建替え検討委員会のメンバーになり、啓蒙マンガを描いた話を書きました。
次回予告として、建替えの第一歩として、マンション区分所有者の皆様にアンケートを取った話をすると書きましたが、振り返ってみれば、だいぶ前にも書いておりましたね。
アンケートの目的は、マンガと同様、啓蒙活動の一環です。
ヒントになったのは、うちのポストに入っていた分譲マンション販売のチラシです。
「あなたのお住まいの街で〇〇プロジェクトが進んでいることをご存じでしたか!?」
知らんっちゅーねん。
こんな質問で始まって、次々とアンケートを取る体裁で、マンションの魅力を伝えていくという手法です。
学校や病院が近いとは知らせますが、隣りに刑務所があるとか、上から墓場が見えるとかいうマイナス要素には触れません。
アンケートに答えてハガキを送り返したりしたら、モーレツな営業が来ることでしょう。
うまいなあーというか、コスいなあ。
しかし、参考になる! これだっ! と思って作ったアンケートが、こちら。
マンションアドバイザーの人(すでに故人)にリーガルチェックしてもらい、練りに練って作り上げました。
「こんな誘導的なアンケートは、反発を招く」と私の意図を見抜いた反対意見もありましたが、賛成多数で発行することになりました。議会は民主主義で進むのです。
ちなみに、この時反対した人は、今後も何かと反対をして、委員会の足を引っ張ることになります。もっともな賢い意見ならいいんですが、揚げ足取りのマウント取りとか、かつての栄光をひけらかすとか、メンツからくる意見が多くて、閉口しました。それはまたおいおいと。
アンケート結果は、建替えに積極的がボチボチ、消極的もボチボチ、大半はどっちつかずというところ。まあ、予想できたところですが、現時点ではそんなのどうでもいいのです。
住人に、建替えの話があると認識させることが第一目的だったのですから、おおむね目的は達成できたことになります。
さて、文章作成能力を見込まれた私は、議事録係を任命されまして、忙しくなっていきます。
つづく。