分譲マンションの建て替えを進めていく前に、建て替えをしない場合はどうなっていくのかを、知っておく必要があります。
長期修繕計画を見せていただきました。
築50年のマンション、7年後の大規模修繕には、およそ9億円かかると予想されておりました。
今の、修繕積立金では、修繕費用にまったく足りず、足りなすぎて、融資さえ受けられないレベルです。(返済できない)
修繕積立金を2倍にすれば、なんとか融資を受けて延命できるレベル。3倍にすれば、赤字にはならずに、次の大規模修繕は乗り越えられる見込み。
しかしさらに次の15年後には、それでも厳しいというお話。先延ばしするほどに、痛みが大きくなっていく感じです。
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マンションの寿命
鉄筋コンクリート造のマンションは、法定対応年数は47年ですが、実際のところコンクリートの寿命は、よくわからないということです。
地震などの外部からの力によらず、寿命で崩壊したマンションは日本には、まだないのですね。ノーデータなのです。
このマンションももしかしたら、100年持つかもしれませんが、しかし、大規模修繕を重ねても、デザインは古臭くなりますし、水漏れだとか、冷暖房が効きにくいだとか、住宅としての機能もどんどん見劣りしていきましょう。
その状態で、やたら高くなった修繕費を負担し続けないとならないとすれば、住みたい人がいなくなってしまいますよね。
やはりここは、建て替えしかない!という結論になるのであります。
まあ、ニコイチみたいな思い切った大改造を施せば、建て替え以外の道があるかもしれませんが、分譲マンションでは難しい話だと思われます。
で、今後、建て替え委員会には、そういう現状を伝えて、建て替えしないデメリットや建て替えのメリットを、反対派や無関心派の住人に上手に説明して、5分の4以上を賛成派にしていくという、ミッションが待ち受けております。
400戸の大型マンション、なかなかやり甲斐があるといいますか、難しい挑戦ですね。
個人オーナーも長期修繕計画を
さて、不動産賃貸業を営むものとして、この長期修繕計画というのは、とても参考になりました。
実は、BONBON家には、長期修繕計画がありません。壊れたら、直す。それだけでやってきております。長期計画どころか、次年度の予算組みさえないですね。
そんなに大型な物件はないので、それでもやってこれましたが、しかしこれではいけません。
来るべき事態に備えて、収支の予測をして、お金をためておくのか、物件を増やしていくのか、減らしていくのか、考えておかねば。
予算を作って、BONBON家の長期の事業計画を作る。
これを今年の抱負にしたいと思います。
コメント
これほんとダイジデスネェ
計画は立ててもお金があるかは別問題ですしね。
ナヤマシイデス。
50年経った マンション 恐ろしいです。
計画を立てるのは苦手です。
人生計画もいきあたりばったりです。
キャッシュフローまで予測して、綿密な計画を立てていかねばいけませんねー。
お金貯めないといけませんね
お金貯めましょう!
ケチンボ生活がんばります。