建替え推進委員会はコンサルタントを交えて、毎月2回のペースで推進会議を行うということになりました。
月2回が最低限で、総会とかの準備があれば、もっと増えます。
マンション住民に、建替えの情報を周知して、建替え意欲を高めて、ネックとなるものをあぶりだし、否定的な人を推進派に巻きこみ、5分の4以上の同意を取れそうな雰囲気に持って行って、実際に建替え工事をするデベロッパー(開発会社)やゼネコン(建築会社)と組み、建替えを実現していくための会議です。
マンション内に建替えの雰囲気が構築されていないのに、組んでくれるデベロッパーやゼネコンはないのです。
一度足を突っ込んだら、巨額の費用が掛かります。成功確率が高くないところにバクチみたいな投資はできませんね。
建替えに成功する見込みが高いと、デベロッパーに提示できる状態に持っていくことが、当面のコンサルタントの役割になります。
このマンションは、私の家から車で15分、自転車で30分。
他の委員は、マンションに住んでいる住人がほとんどです。外部の区分所有者は、私ともう一人だけ。
こちらにお住いの委員のみなさん、仲が良いです。
このマンションは、自治会活動も盛んだし、子供の野球チームがあったり、夏祭りやら忘年会もあるようで、家族の付き合いという感じです。私もコロナ前に一度、盆踊りの夏祭りに参加させてもらいまして、なかなかの盛況に驚きました。
当然、委員会の役員も、住民の皆さんで構成されているのですが、なぜか外部の私に委員長の話が来ました。
初代委員長は、お仕事の関係で継続が難しくなり、2代目はマンションの顔役的なFさんがされていたのですが、建替えが本格的になってくると、あまりに濃い人間関係の中ではやりにくい、外部に住んでいて、しがらみのない私の方が会議などスムーズにできるだろう、頭もよいし顔も良い、機転も効くし、冷静沈着、公明正大で適任だ、と推薦されたのであります。
(そこまで褒めちぎられてはなかったかも)
ハイ喜んで、と受けさせていただき、3代目委員長となりました。
書記係はコンサルタント側で引き受けてくれまして、業務量は減りましたが、責任は重くなったのであります。
つづく。