私BONBONの住まいは、区分所有しているマンションでして、エレベーターの止まる7階です。
ベランダのすぐ目の先に森があって、夏は蝉がうるさいですが、鳥のさえずりなども聞こえてきてわりと気に入ってます。風が気持ちよく通り抜けるので、夏もエアコンなしで過ごせないこともないです。
森の木が目隠しになるので、窓を開けっ放しでパンツ一丁でも気にならなかったのですが、最近、ちょうどベランダの前あたりが切り開かれてしまいまして、いきなり眺望が良くなってしまいました。
住み始めた時は、木ばっかりで、何も見えん、と不満だったものですが、慣れてしまうと、見えすぎるのも困りますね。
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マンションの眺望
森が切り開かれたのは、どうやらマンションの隣にあった、古いお屋敷を建て替えるためのようでした。森は、お屋敷の敷地だったのですね。古くからの地元の名士だったのでありましょう。
お屋敷も取り壊され、いまどきの建売住宅にしたら9軒分くらいはあろうかという、空き地になりまして、その先にあった小さな神社も丸見えになりました。早朝から誰か、パンパン手を叩いて拝んでおられます。
神社って、遠いイメージだったのですが、丸見えになってしまうと、すぐそこでした。
このままの眺望もなかなか悪くないですが、高層マンションなんかが目の前に建ったらいやだなあ。
物件購入時の重要事項説明書には、近隣の建築の予定とか、わかっていれば書いてくれていますが、何年も先のことなんてわかりません。
重要事項説明書にあるのは、施工にとりかかっていて、見たらわかる、というものくらいでしょう。
もしくは、市町村等の計画が公表されているものとか。
日照権とか、建物の間隔とかは、法令で定められておりますので、そんなにギチギチで、圧迫感のあるような建て方はされないでしょうが、目に優しい緑、耳に優しい小鳥のさえずりが、無機質なマンションの壁とか、他人の生活が見える窓、とか、そんなのになったら、ショック。
自分はマンションに住んでおきながら、勝手なことを言ってはおりますが。
古いお屋敷の住人にしてみれば、こちらのマンションができた時には、そんなふうに感じておられたかもしれませんね。
アパートを購入しなかった理由は建築中の隣のマンション
以前、小さな木造アパート1棟を購入しようとしたことがあります。
安普請ながら駅から近く、生活に便利な環境で、利回りも良くて、良さそうに思えましたが、現地に行ってみると、まさに真横にマンション建築中でした。
こりゃ、押しつぶされそうな雰囲気だな、と、購入はやめました。
買わずに良かったのか悪かったのかはわかりませんが、BONBON母の勘です。
あたらしい建物が建っていくということは、そのエリアが活性化しているということで、将来的には、土地の評価額も上がっていくかもしれません。安いうちに手に入れられれば、儲けです。
ただ、BONBON母の方針としては、「自分が住むとしたらどう思う?」という感覚を大事にしています。
人の価値観はさまざまで、自分と人の感覚も違うだろうし、その方針はどうなんだろうなー、もしかすると儲かる可能性を摘みとっていないか? と修行の浅い三代目の私は思ったりもしますが、巷の投資本に書いてあるような、数字のシミュレーションばっかりしているのも、落とし穴はあるように思います。
まだまだ、不動産はわからないことだらけで、精進を重ねていかねばなりませんね。