マンション建て替えの振り返り

マンションの建て替えの話、これまでもちょこちょこ書いてきましたが、守秘っぽい話もありまして、詳細は控えておりました。

しかし、ようやく権利変換認可までこぎつけまして、もう外部からの利権やら悪企みやら、入り込む余地も少なくなってきました。

今後は、マスコミでも取り上げられる機会も増え、おおっぴらに情報公開もされるだろうと思います。

というわけで、最初から、思い出しつつ書いてみようかなと思います。

解体工事はこれから開始、新築マンションの細部の打ち合わせは継続中、後期工事予定の住居にはまだ住人もおりますので、差支えのない範囲になりますが、これからマンション建て替えを検討している方々の参考になれば幸いでございます。

そもそも私は、このマンションには住んでおりませんでした。投資物件として、母名義と私名義の一戸づつを所有しており、賃貸していたのです。

入居者の入れ替わりや、修繕の依頼のあった時に訪問するくらいで、馴染みもないし、思い入れもないし、住人にも管理組合の人も、全然知りませんでした。

もともとは公団だったのが、途中で分譲されたマンションです。マンションといっても階段なしの5階建てが、十数棟、400以上の世帯が住む、巨大な住宅です。昔の作りなので、土地をぜいたくに使っており、緑豊かなのところが、住人に愛されております。

この巨大な住宅が、管理会社にまかせず、住人による自主管理で運営されておりました。ですので、住人間のコミュニケーションは、きょうびのタワーマンションなどに比べると信じられないほど濃厚です。たまに総会などに参加しても、外部のオーナーはアウェイなかんじでありました。

ある日「建替え検討委員会を発足したので、興味ある人はぜひ参加を」という通知をいただき、母とふたりで、勉強会にのこのこ参加しました。

そちらでは、マンションアドバイザーの人が、建替えの大雑把な概念や流れを説明されていました。

分譲マンションでは、所有者全員の合意がなければ建替えできなかったのが、日本中のマンションが老朽化してきたので、条件緩和で4/5以上の合意で建て替えるようになった、でも建替えできたマンションはまだ少ない。我が市では事例はない。

合意が取れず失敗した例ならある。実はこのマンションも以前建て替え話があったが、当時は景気も良く、タダで住み替えができたが、建物はまだ傷んでおらず、建替えは早すぎるということでお流れになった。

この段になって、いよいよ建て替えの必要性が大きくなってきたが、タダで住み替えというのは、このご時世では無理。(ちなみに、新型コロナウイルスパンデミック前の話です)

あれから年月も経ち、年寄りばっかりになって来て、合意形成は、より困難になってきている。

といって大規模修繕を繰り返せるほど、金もない。このままいくと、エレベーターのない上階に年寄りは住めなくなり、空き室が増え、治安は悪化し、建物はボロボロになっていくであろう。

ラッキーなことに、このマンションは、敷地が広い。容積率に余裕があるので、建て替えすれば、戸数を増やすことができる。しかも立地は抜群。住み替えの住民以外に、新規で販売すれば、人気物件になるだろうから、話に乗ってくれるデベロッパーはあるだろう。

住み替えはタダとはいかないだろうが、かなり費用負担を抑えることができるだろう。

というようなお話でした。

母から「あんたも、委員会に入っとき!」と指令を受け、建替え検討委員会のメンバーになり、会議に参加するようになりました。このメンバーとは今後、長くお付き合いをしていくことになります。

建替えは途方もないような話に思えましたが、まずは住人に正しい情報を知らしめて、建替えのムーブメントを高めていくところから始めましょうという話になりました。

さて、どうしたらいいやろね?

ってことで、「マンガにしてみれば?」と私が意見を述べたところ、ええがな、あんた描いて、という話になりまして、私が描いた漫画がこちらです。

 

 

これは原案のつもりで描いたものでして「だれかイラストの上手な人、清書して~」とお願いしたのですが、「これでええがな」と、そのまま使われました。こんな下手なマンガ、ようOKだしたなあ。

これに、建て替えをしないといけないような気分になるアンケートをつけて配布してます。

アンケートの文面は、私が広告文章の勉強で得た知識を発揮して、姑息に誘導的なものになっております。のちに物議を醸しましたが、それはまた次回。

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