生殺与奪の権を他人に握らせるな!(分譲マンションの総会)

マンション管理組合の総会に出席しない場合は、議決権行使書に賛成とか反対とか書いて、提出するものです。

新型コロナ感染症の影響もあるので、極力、出席を遠慮して、書面提出でお願いしますというマンションも多いかと思います。

議決権行使書で、意思表明するのはよいとおもいますが、問題は、委任状です。

委任状は本来、誰か代理に人に出席してもらうときに、代理人の名前を書くものですが、ここに名前を入れず、理事長一任とか議長一任にしてしまう人が、案外多いようです。

そして、そういう人は、議案書もろくすっぽ見てもいなかったり。

しかし、これは、鬼滅の刃の冨岡義勇が叫ぶところの「生殺与奪の権を他人に握らせる」ということです。

マンション区分所有者は、管理組合の一員であり、マンションの維持運営に携わる一員であり、権利と責任があるのですね。

委任するのは、放棄するよりはマシですが、ちょっとは頭を使っておきませんと。

あとから、ブーブー文句垂れても、「あんた、一任したやないか。」といわれてしまいます。

予算の承認とか、役員の承認とか、ようわからん、と思っても、賛成、反対、と日頃から、自分の意志を表明する癖をつけておくのが良いでしょう。

でないと、建替えとかの重要な決議の際に、自分で判断できない人になってしまいます。

市会議員とかの選挙でそうですね。こちらには委任はないので、投票するか棄権するかになりますが、総会の決議を委任するような人って、選挙も行かなかったりするのじゃないでしょうか。

日本国民の一員として、「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と叫んでおきます。

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