地震は賃貸経営にとっても、ものすごく大きな最大級のリスクです。
地震保険というものもありますが、あれは、生活の立て直しのためのものであって、物件建て直しにはぜんぜん不足の保険です。
地震保険は住居が対象でありまして、事業用の建物は、そもそも対象外です。収益物件(住居以外)が全壊したら、ほぼパーになると考えたほうがよいと思います。
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耐震調査の義務
BONBON家も古いテナントビルを所有しており、耐震調査を受けたばかり。調査だけで250万くらいかかりました。
調査するまでもなく、耐震基準には適合してない、って話ではありましたが、国に報告する義務があったのです。
これは、緊急避難道路沿いということがありまして、市と国が補助を出してくれて、調査費用まるまる自己負担なしでしたが、耐震補強工事とか、建替えとか除去になると、全額補助というわけにはいかず、かなりの費用がかかりそうです。
補強や建替えの義務はなかったので、のんびり考えておりましたが、大阪でこんな地震があったら、ちょっと真面目に考えないといけないなあと思っております。
少々大きめの地震でも、いきなりぺっちゃんこにならないようにしておかねば。
もし、耐震の対策をせずにほったらかしにしていて、それで死人が出た場合は、大家にも責任があるということになり、賠償責任が発生することがあるとは、地震対策セミナーで学びました。(阪神・淡路大震災での実例があります)
耐震問題で廃業
古い歴史あるビルとかホテルが廃業して取り壊されたりするのは、耐震の問題があるからですね。惜しいことだなあと思いますが、安全のためには仕方がないでしょう。
ヨーロッパなんかでは、遺跡とかじゃない普通の建物でも築何百年もの物件が残ってたり売買されたりするそうですが、昔から石造り文化で頑丈だとか税金の制度も違っているからだと聞きますね。
地震が少ないということもありましょうが。
同じ地域に投資物件が固まっているリスク
BONBON家の場合、4代前が戦中に建てた物件は、耐震基準は満たしておりませんし、BONBON母の代から購入した、中古物件は旧耐震と新耐震基準が混合しております。
新しいのは全壊はないと思います。
ただ、物件の所在地が、ほぼおんなじようなエリアに固まっており、これはリスクですね。
ブログ記事には書きましたが、そもそも不動産投資は資産の分散です。
現金を収益不動産に替えといて、本業が傾いたときに餓え死にしないように、という話です。それがリスクにさらされているのは具合が悪いです。
今後、私の代で増やしていくとしたら、地元ばっかりじゃなくて、あちらこちらに分けていこうかなと、考えております。
進出先の地域のことも勉強しないといけませんし、管理体制も考えていかねばなりませんし、ボンボン大家も、先代の恩恵を受けてヌクヌクしているだけでは
いけませんね。
BONBON家のますますの繁栄のためにも、勉強して頑張ってまいる所存です。