マンション建て替えコンサルタント選び

ただいま連載中の、こちらの建替え検討中のマンションは、自主管理で管理組合が運営されております。

自主管理というのは、管理会社に委託していないってことです。住民(区分所有者)による理事会で、マンション運営のことを微に入り細を穿(うが)って話し合って決めていきます。

日常の掃除や設備の点検などは、専門の業者に発注しますが、業者選択から管理会社に丸投げはせず、自分たちで決めます。

400戸を超える規模のマンションで、自主管理というのは珍しいとのこと。

BONBON家が区分所有しているマンションには、もうひとつ自主管理のところがありますが、そちらは規模が小さく、理事はほとんどが新築からの住人、またはその子息でありまして、マンション全体が家族みたいなもんです。ですので、話し合いはとってもスムーズ。

しかしこちらは、もともと公団だったのが途中で分譲されたとのことで、中古で購入した人も多く、みなさん年齢層や価値観もバラバラですから、なかなかに苦労があるようでした。

それでも自治会の夏祭りやら、なんやらかんやらイベントやクラブもあって、私が住んでいる管理会社任せのマンションよりかは、連帯感がありますね。

自主管理をしている理事のメンバーには、不動産事業にある程度詳しい人もいますが、プロのマンションアドバイザーとは顧問契約しています。

建て替えに関する情報提供や、段取りのリードは、マンションアドバイザーに頼るところが多かったです。いいかんじのお爺ちゃんでしたが、建替え決議承認を目前に、ご病気で亡くなられました。誰か霊前にご報告に行ったんかなあ。

そのアドバイザーにしても、マンション建て替えのプロではないので、プロのコンサルタントにお願いしようという流れになりました。

私はそんな存在さえ知りませんでしたが、アドバイザーが、コンサルタントのリストを持ってこられまして、その中から良さげな事業者をいくつかピックアップ。

15年ほど前に建て替え話が出たときにもお願いしたコンサルタントもリストに入っておりましたが、コンタクトを取った時の感触が今一つと言うことで、落選。

何社かに絞り、建て替え検討委員会のメンバー数人と、アドバイザーのお爺ちゃんとで、会社訪問に行きました。

みんな名刺も作って、ちゃんとスーツを着て、真面目に行きましたねー。私が最年少です。

都会のビル群の中にある大きな会社の立派な応接室に通されて、かなり偉い人が応対してくれて、いろいろとお話を聞いていただき、提案をしていただくという話になっていきました。

訪問後は、喫茶店でランチをとりながら、こっちの会社の方がいいかなーとか、実績はこっちの方がとか、なんか信頼できそうとか、メンバーでなんやかんや評価をしたりして、なかなか面白い経験でした。

最終的に2社から、提案をプレゼンテーションしてもらうということに話は進んでいったのであります。

プレゼンテーション!

なんか本格的ビジネスっぽい響き!

次回に続く。

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