不動産投資家のリフォームと工務店選び

近所のファミリーマンションで、三井のリフォームが、オーダーのリフォームを施行した部屋を一般公開しておりましたので、散歩がてら、勉強のために見にいってみました。

このマンションは、元の間取りや内装を知っているんですけど、全くの別物になっておりました。

いちど壁から内装から、全部取っ払って、フルスケルトン状態にして、イチから作り直したそうです。

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マンションのフルリフォーム

玄関を入ると、ノーマルの四角い間取りじゃなくて、まるくなっていて広々。

お風呂も寝そべって入れるくらいに広々。トイレも、足を思い切り伸ばしても、ドアに当たらないくらい広々。

書斎はかわいい感じの柄の壁紙が貼られていて、壁に埋め込まれるスライド式の書庫があって、本が2000冊くらいは入りそうです。

キッチンがカウンター式になっているのはノーマルと同じですけど、流しの奥行きが広々。

生ごみ用のゴミ箱など、うまく隠れておしゃれ、かつ、使いやすくなっていました。

床がフローリングの大きなリビングがあり、これは、もともと2部屋あったのを、ひとつにしていますね。

リビングルームの一角が、お休みのスペースで、ベッドじゃなくて、布団を敷くようになっています。ガラガラと、仕切りの壁を出せるようになっていて、来客時は見えないようにもできます。

部屋の壁は一面、めだたない扉がたくさん隠されていて、小物や大物を収納できるようになっております。

全体がフラットで、バリヤフリーです。車いすの収納スペースもありました。

リフォームの打ち合わせには2ヶ月かけ、費用は1平米あたり11万円。

70なん平米だということですから、700万円から800万円のリフォーム代となる計算です。

いったい、どんな家族が住むんですかね??
と聞いてみましたら、女性の一人暮らしだそうな・・・

年寄りのセンスじゃないし、障害を持つセレブ女性とか、老後生活のことも考えている女社長とか?

もしくは、車いすの年寄り会長が、若い愛人に部屋をあてがっている、とか???

最近人気のタワーマンションでもない、築30年近くの、売り出し相場1000万から1500万くらいのファミリーマンションです。

そんな部屋のリフォームに、そこまで費用をかけるって、謎だ・・・

スケルトンリフォームの費用

以前、同じマンションで、小さい工務店が手がけたリフォームを見せてもらったことがあります。

こちらも、フルスケルトンに近い工事だと聞きましたが、費用は、150万円だと言ってました。

もっと、あっさりしてはおりましたけど、フローリングの広いリビングなど、似たような雰囲気でした。

細部までのこだわり具合で、かくも値段は変わってくるものなのだなーと、勉強になりました。

見学の後にいただいた、三井のパンフレットには、女性のデザイナーとか女性建築士が多数出演されていて、おしゃれ感満載でありました。

工務店とのつきあい方

さて、不動産投資家が、賃貸物件にここまで費用をかけていたら、商売になりません。

システムキッチンとか、洗面台とか、換気扇とか、換えるにしてもランクは高くないもので十分でしょう。

凝ったデザインでなくても、丈夫で長持ちなものを。アウトレットがあれば、尚良しです。

工務店がキャンセル品などをストックしていることがあり、BONBON家のリフォームでは、そういったものを使ってもらうことが多いです。

物件が増えてくると、一年中どこかの物件の工事やリフォームがあるので、工務店も色々、融通を利かせてくれるようになります。

大型物件だと、大手数社に相見積もり、といったやり方もあるでしょうが、BONBON家では、親子2代でやっている工務店に完全におまかせです。

おっちゃんと、息子さんです。

濃い付き合いをしていると、急な夜の修理などの無理も聞いてくれます。

うちの母親なんぞ、お出かけの送り迎えまで、やってもらってます。(軽トラで)

そのかわり、頼んでもないのに勝手に草刈りなぞして、請求書が回ってきたりもしますが・・・

これが、役所が絡む公共工事なんかだと、いろいろ問題になりそうですが、個人事業の規模ですからねえ。

購入予定の物件の下見にも一緒に来てくれるし、工事前に近隣住人や管理人への根回しもしてくれるし、保険屋さんとの交渉もしてくれるし、おまかせできる工務店があると、なにかといろいろ助かります。

ベタな付き合いで、おしゃれ感ゼロですが、個人規模の不動産投資家には、そんな感じの工務店がちょうどいいんではないでしょうか。

ただ、あまりにベタベタだと、良いようにごまかされていてもわからないという面はたしかになきにしもあらずです。

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