うちの実家の水道料金が、やたら高くなったのです。
工務店の人に調査してもらったところ、庭に埋まっている水道管から水漏れしているということでした。
庭をほじくり返してみるとなんと!
こんなことって、あるの??
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水道管漏水の原因は、木の根っこ
なんと、木の根っこが成長して、地面の中の水道管に巻き付いて、押しのけていたのですねー。
それで、ひび割れと言うか、配管のつなぎ目が外れて、水が漏れてきたというわけです。
破損した水道管を木の根っこごと切断して、修理してもらいました。
これが、切断して、地面からほじくり出した部分です。
10センチはある太い木の根っこが、水道管に巻き付いて一体化しておりました。
昔、AKIRAというマンガで、金属パイプとか機械とかが人間の体と一体化していくシーンがありましたけど、あんなかんじですよ。
気持ちワル!
水道管の場所に注意して木を植えましょう
根っこが伸びた木は、お金持ちになるようにと縁起を込めて贈られたモチノキでしたが、水道ダダ漏れでは、貧乏になってしまいますね。
水道管、排水管の設置場所は、事前によく確認して、庭木を植えましょう。
また、今は背の高さくらいですが、モチノキは10mにも成長するそうです。
(琵琶湖の竹生島にあるモチノキ)
我が家のせせこましい庭で10mにも大きくなったら、家の軒を直撃します。
そんなことも調べずに庭の端っこに植えたのか…
水道管付替工事の費用
今回の工事は、深さ30cmくらいのところで、手掘りで対応できました。
庭なので土は柔らかく、舗装もしてませんでしたし。
付け替えた部分も、30cmかそこらです。費用は2,3万円程度。
これがもっと深かったり、コンクリートを剥がして、もう一度舗装し直したりとなると、たいへんですね。
不幸中の幸いでした。
(というか我が家の場合、こちらの工務店には常に何か発注しているので、お得意様価格になっているかもしれません。正味これだけで修理依頼していたら、もっと費用はかかったかも。)
庭石の重みで水道管が破裂することも
いろいろ植木の影響が出てくるのは何十年後かもしれませんけど、庭木を植える位置には、ほんとに注意が必要ですね。
工務店の人に教えてもらいましたが、庭石の大きなのも危険だとのこと。
重みでだんだん地面が沈下していって、水道管を押しつぶすこともあるそうです。
巨大な石の下で漏水していたら、修理はなかなか困難になりますよ。
工務店の人と違って、庭師の人はそこまで気がまわらないのかもしれません。
古民家の庭をリフォームする際は、そういうところにも十分に注意いたしましょう。