毎年、私の家では妻が料亭におせち料理を注文してるんですが、今年のは豪華でありました。
お値段は、3万円! とききまして、私は、目をむきました。
結婚前から妻の実家では、この料亭を贔屓にしていて、おせちも毎年注文していたそうです。料亭おせちって、いい値段ですね。
母子家庭の妻の実家は、そんなに裕福でもなかったはずなんですけど、家具とか食器とかペットとかおせちとか、そういうところにはお金をケチりません。お正月には、高島屋の福袋も毎年買いに行きます。なんでそんなに贅沢できるんでしょう。年のはじめは豪勢にというポリシーなのでしょう。
それに比べてBONBON家では、祖母が生きている時は、おせちは手作りでしたが、祖母の他界後は、とんと食べなくなりました。
実は私、おせち料理ってあんまり美味しいと思ったことがなくて、お雑煮があれば十分幸せです。BONBON母も、おせちより鍋のほうがいいでしょ、という主義です。3万円のおせちの話をBONBON母にしましたら、やはり目をむいておりました。
妻の家が贔屓にしているおせちの料亭っていうのが、偶然にも、BONBON家に縁がありまして、料理人がBONBON弟の友達でした。
彼は、BONBON宅にもよく遊びに来てまして、料亭のお料理の飾りに使ってた葉っぱは、実は、BONBON邸の庭から引っこ抜いて持っていってたものでした。(今はもう辞めてますが)
BONBON家では、おせちは食べないし、食器はもらい物だし、家具は先代の先代からの古いものだし、金銭感覚が妻の実家とはかなり違っております。
BONBON母は、「月の小遣いを5万円もとったら、もらいすぎやろか?」と心配するほど質素です。宝くじとか福袋なんてまず買いませんし、服は孫の幼稚園のバザーで500円で買ったものを、安かった! と、喜んで着ています。
そんな人が、3万円のおせちに目をむくのは当然で、お金が貯まれば不動産投資につぎ込んでいた私の人生はなんだろうと、ショックを受けていたようでありました。
私も、迂闊なことを言ったなあ、と反省ですが、妻も日頃そんなに贅沢をしているわけでもないし、価値観にケチをつけて夫婦関係を悪くするのもいけませんので、もう黙っていようと思います。
今回、少々ショックを与えてしまいましたが、BONBON母には、今後も信条を貫き通してもらいたいと思います。
ちなみに、BONBON母の信条とは、このようなものです。堅実な不動産投資家の考えって、こんなものなのかと参考になれば幸いです。
↓
1.小銭は使わない
2.大ゼニを使う
3.現金を溜め込んでいてもしょうがない。(不動産に替える)
4.無駄なものはやめる
5.見栄は張らない
私も母の教えを受け継いで質素倹約、アグレッシブに投資したいと思います。
不動産オーナーって、羽振り良さそうに聞こえますが、実際のところ、ケチです。
ネットビジネスなどと違って、不動産投資は投資額に対するリターンは少ないものです。1000万円の投資で、年間の収益が60万、元を取るのに17年、そんなかんじですから。
規模を大きくしようと思えば、無駄遣いしている余裕はありません。ちびちび貯めて次々と収益物件を増やしていかねば、不動産収入では暮らしていけないです。
リスクが少ないのが不動産投資ではありますが、無駄遣いはすごいリスクです。
おせち料理は、日本の伝統を大切にするという意味もあろうし、無駄とはいいませんが、そもそも贅沢するためのものじゃなくて、縁起を担ぎつつ保存が効くものを年末に用意しておいて、普段忙しい女衆も三が日くらいはのんびりするため、というものですね。
家賃の半額を、3日分(というか実質は1日半くらい)の食費に当てるのは、ちょっと張り込み過ぎじゃなかろうかという気は、たしかにいたします。
・・・いや、価値観の違いですから、なにも申しますまい。
というわけで、ケチ臭さの漂う三代目ボンボンのブログですが、本年もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。