昨年父が亡くなりました。
父はここ数年、病院や老人ホームに入りっぱなしで、不動産賃貸経営に関しては、実質、母と私がやりくりしておりましたので、父がなくなったからといって、なにか急に変わるということはないです。
相続に関しても、だいぶん前から対策をしてきているので、いまさらそんなにジタバタすることもなく、諸々の細かいところは、税理士さんに任せております。
このところ、父、母に替わり、マンションの総会に出席することが増えました。自分が住むマンションでは、抽選で理事にあたってしまいましたので、理事会にも出ています。建て替え計画のあるマンションでは、建て替え委員会にも参加しています。
いろいろな管理組合を見て、まあーそれぞれだな、と感じます。
良い管理組合と悪い管理組合
質が高いと思うのは、区分所有者が自主管理をしているマンションです。
新築時から入居しているという人が多く、自分たちの住まいを自分たちで管理しているという意識が高く、困ったことは、みんなで相談して解決しようという雰囲気があります。
台風被害や、大修繕、建て替えという超難題にぶつかっても、マンション管理士やコンサルタントなど専門家の知恵も借りつつも、みんなでやっていこう! という気概がありますね。
質が低いなと思うのは、管理会社に丸投げしている管理組合です。
役にあたっている人も、仕方なくイヤイヤだし、こっちは客だ!という態度で、管理会社にやたら偉そうに物を言っていたりします。
けしからん、なんとかせえ!お前のところが悪い!と、ワガママばかりで、自分たちが主体だという意識がないのですね。
こりゃ、そのうち管理会社から逃げられるんじゃないか、こんな不誠実な態度だと、カモにされてもしょうがないな、という気もするのです。
まだまだ私は新参者なので、意見を言ったりしておりませんけど、じわじわと存在感を出しつつ、まっとうな議論ができるような組合にしていけたらいいな、と考えております。考えておりますが、難しそうだな…。
短期目線で見ると、組合のあり方が賃貸経営に大きく影響することはないと思いますが、長期目線で見ると、けっこう大きな差が出てくるのではないかなと思います。
長く所有して、将来の建て替えまで視野に入れるなら、管理組合のあり方も、事前に知っておいたほうがいいかもしれません。