大家業を法人化するメリット

BONBON家の大家業は、私が入るまでは個人事業でありました。BONBON父と、BONBON母それぞれの所有物件があって、それぞれが確定申告していておりました。

法人化したきっかけというのは、ドラ息子の私の事業の失敗です。年商1億円にも満たないケチな事業でありましたが、経営のパートナーとの関係が悪化して、分裂して、借金が5000万円ほど残って、破綻いたしました。

しかし、事業が終了しても借金は返さないといけません。

会社を破産させるという手はありますけど、連帯保証人は私ですから、結局借金からは逃げられません。(アメリカの会社なんかだと、経営者が保証人になったりしないので、会社を潰せば逃げられるらしいですが。)

選んだ手段が起死回生のウルトラC的任意整理です。

BONBON家で法人を作って、そちらに借金を振り替えてもらったのでした。

返済期間も伸ばしてもらって、銀行へは株式会社BONBON(仮名)が返済、株式会社BONBONへは、私の前の会社が返済していくというふうにしております。

これにて借金問題解決!(対銀行という面で)

(株)BONBONと、私の元の会社との借金問題はまだ残ってますけど、まあ、身内なんでボチボチと返しています。私が自己破産しなくてすんだのは、実家の不動産事業のおかげです。ありがたいことです。

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不動産管理会社を作る

なお、株式会社BONBONは、不動産管理会社という形を取っております。

個人が所有している、それぞれの物件を管理して、家賃収入はいったん法人の方に入るようにして、経費は大規模な修繕以外は法人が負担しています。

物件のオーナー(つまり父母)には、家賃から管理手数料を引いた額を、年に一度バックしています。

節税になります

法人を作るメリットとしては、個人事業より、法人にしたほうが節税の面で有利になるということです。

法人に管理手数料が引かれますので、個人の所得が減り、所得税率がおさえらます。(細かい数字は、所得税関連のサイトなどをご参照ください。)

法人の方は、管理手数料の中から経費をバンバン使って儲けがあまりでないので、税金もあまりかかりません。かかったとしても、法人税率は累積課税の個人所得税より低いですね。その絶妙なバランスになるように、管理手数料を設定するわけです。

ただ、同族会社の管理会社が、管理手数料をあまり大きく取りすぎると、税務署から税金逃れだと疑われるので、そこそこの適正なバランスにはなっております。

相続対策になります

さらに、法人を作ることのメリットとして、相続の対策にもなるということがあります。

私には弟がおりますけど、(株)BONBONで管理する物件は、将来私が相続する物件、そして、弟が相続する予定の物件は(株)BONBONリトル・ブラザー(仮名)が、それぞれ管理するという体制に、移行中です。

こうしておけば、いざという時に、どれがワシのでどれがお前とか、揉めないというわけです。

相続争いは一族を分裂させますが、こうしておけば円満。

さらに、BONBON父が存命中に、物件の名義を息子たちの名義に変更していっております。これは相続税対策です。(相続対策といえば、相続税の対策しか考えられない税理士さんとか銀行とかあるようですが、相続税対策は、相続対策の一部分でしかありません。)

生前に名義を変えておくことで、相続が発生したときに、相続税を払いきれなくなる恐れをなくしておきます。しかし、生前譲与になると、譲与税が高いので、売買取引にしています。

売買の場合、購入者には不動産所得税はかかりますけど、譲与税よりは安あがりですね。(売買価格をめいっぱい安くすれば不動産所得税も安くなりそうなものですが、これも税務署に睨まれない適正なラインはあります。)

購入費用は、これまた物件所有者であるところのBONBON父からの借入金です。借入金は、家賃収入から返済していきます。

なんだか身内でお金がぐるぐる回っているだけのようですが、BONBON父から息子への貸付金は、相続税の対象の債権になります。

返済が終わるまで長生きしてもらわないといけませんね。親孝行するようになって、これまた一族円満です。

これを子供の名義じゃなくって、法人が父から借金して法人の名義にしても良いわけですね。

なんだか三方よしの法人化ですけど、こんなの、アホなBONBONが自分で思いついたわけではなくって、ちゃんとコンサルタントがおります。

ピンチのときの出会いがあって私はラッキーでした。記帳と決算書類を作ってくれるだけの税理士では、なかなかここまでのアイデアは出してくれないと思います。

社会保険に加入できます

個人事業の場合は、国民健康保険ですが、法人を設立して、そこの会社員ということになりますと、社会保険に入れます。というか、入らねばなりません。

独身者ならそんなに恩恵がないかもしれませんが、扶養家族がいる場合、一人分の保険料で、家族全員が健康保険に入れますので、ありがたいです。しかも半分は会社の経費にできます。

私は、会社からの給料を、極力少なく設定しておりますので、最低ラインの保険料で済んでおります。夫婦で国民健康保険に加入するより、ずいぶん負担が減りました。

法人経営者になれます

小さな同族会社の役員にすぎないですが、法人経営者と名乗れます。個人事業主より、ちょっと立派に見られます。名刺にも、取締役、なんて書けます。

お客様にも、個人として対応するより、管理会社として対応したほうが、なんとなく重みがあるようなないような。

家賃振込先が、個人名より、法人名のほうが、遅れてはいけない! という気分になりませんでしょうか?

法人化は慎重に

法人にする方が有利かそうでもないか、物件所有者を個人にするか法人にするかなど、事業規模とか、相続人の関係とか、いろんな要素によって何が良いとは一概に言えないので、単純にマネはしないようにご注意ください。

法人を作るときの出資の割合なども、相続に関わってくる話なので、慎重に決めねばなりません。専門知識と経験が豊富な、プロフェッショナルのアドバイスを受けるのが良いでしょう。

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