値切りと指値は違う話

仲介屋さんから物件の案内がありましたので、見に行きました。

物件は、BONBON家から車で30分ほどの、築古の大きなファミリーマンションの区分でした。11階建て最上階の南西向き。西日が眩しいですが、眺望は抜群です。

しかし、マンション全体が何となく古臭くて薄暗いです。

お部屋はリフォーム済みってことでしたが、何年前のリフォームだって感じで、あんまり清潔感がなくて、新たにリフォームの必要がありました。

変なところに物置が増設されて畳の大きさがマチマチだし、あとからつけられた感じのリビングとダイニングの間仕切りが、とっても邪魔です。

BONBON家でリフォーム済みといったら、流しや給湯器は新品、釘や画鋲の穴だらけの壁は張替え済み、畳は青くていい匂い、という状態のことをいいます。

前オーナーの生活に合わせたような妙な改装を、リフォーム済みなんてセールスポイントにしたら、ガックシきますね。

工務店の社長も一緒に行ってもらってたんで、その場でざっくりとリフォームの見積もりを出してもらい、利回りを再計算して、仲介屋さんに希望価格を伝えましたら、売り手の希望価格と離れすぎていて、お流れとなりました。

希望売却価格960万円に対し、希望購入額750万円です。ちょっと遠かったかもしれませんね。

値切りは大阪の文化か?

ところで、大阪人の私は、なんでもかんでも値切るのが好きでしたが、このごろは反省しまして、値切ることはなくなっております。

決められた値段は、それが適正価格なのであります。欲しければ買うし、欲しくなければ買わないだけのこと。値切るとか、値引きを要望するというのは、実はあんまりお得な行為ではないです。値引きの大きさばっかり気になって、物の価値を正しく判断できなくなります。

車選びをするのに、値引きの大きさで車を選ぶなんていう人は、愚の骨頂なのです。中古車屋に勤めていた時、つくづく感じておりました。値引きありきの価格設定をするディーラーも愚かだと思いますけど。

ええもんは安売りしません。安売りするのは、売れ残りだからです。この価格は、本日限り、明日から値上げ! なんてのも、決断を迫るテクニックとして有効でしょうが、あんまり好きな方法ではないですね。客として、「バカ」のカテゴリーに入れられているような気がしてしまいます。私自身、値引きの額で車選びをする客は、頭が悪いと思ってました。

希望売却価格は無視

しかし、不動産を購入する際の意識は、値引きとは違うのです。値引きだと考えたら、いくらなんでも200万円も値切れません。

値切っているのではなくて、指値しているのですね。負けてくれ、じゃなくって、この値段なら欲しいです、という意思表示です。

だから、値切って悪いなあ、なんて思う必要は全然ないのですね。

売値は、「応談」とか「ASK」だと交渉が始まらないので、話のきっかけの数字を一応書いてある、くらいに考えると良いでしょう。自信を持って、強気でドンと指値すれば、売り手の方が、提示価格が高すぎたかな? と不安になることでしょう。

BONBON家の場合は、家賃収入から逆算して、実質利回りが6%以上あって、あんまり手がかからなそうで、入居募集に困らなそうならGO! という基準で判断しています。(RC造り中流家庭向けファミリーマンションの区分所有の場合)

駅近で校区が良くって、長持ちしそうで、雰囲気も良さそう、入居者も良さそう、と、条件が良ければ、売値はとりあえず無視して、見せていただきまして、口頭で軽く指値します。それで交渉に進みそうなら、買い付け申し込みです。

まあ、実際のところ、なかなかそこまで進まないのではありますが。

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