BONBON家の所有する古民家物件を売ってくれと、不動産屋を名乗る何者かから電話がありました。昭和18年築の連棟の長屋です。
購入希望者がいるという話なんですけど、売家の貼り紙をしているわけでもなし、そもそも満室で、仲介の依頼もしておりません。
所有者は誰かとか、普通の不動産屋さんなら聞かないであろう不躾な質問を浴びせてきたとか。
電話を受けたBONBON母は、「売りません。」ガチャっと電話を切りましたが、どういう人が買いたいって言うのでしょうね?
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古民家物件を民泊に?
京都の古民家が中国人に買われているという噂もあります。民泊にしたら、観光客が泊まって儲かると目論んでいるのかも。
BONBON家の長屋は、観光地でもないただの住宅地や、準工業地域にありまして、今のところ、観光客が泊まりたいようなエリアじゃないです。
ただ、世界遺産を狙っている地域でありまして、象徴的なでっかい古墳がすぐ近くにあります。もし、世界遺産登録がかなった暁には、このあたりも外人観光客であふれかえるのかもしれませんね。
先を見越して物件を手に入れておこうという長期的計画だとしたら、なかなかやるな、と感心します。
築古の、家賃も低い、修理代ばっかりかさむ木造長屋、高値で買ってくれるなら歓迎!
という気持ちも多少ありますが、そんなことになったら、住人のお年寄り達は全員追い出され、お行儀のよろしくないお国の観光客が出入りし、ゴミだらけになって治安は悪くなり、あそこの大家はカネに目がくらんで国土を売った、なんて後ろ指を指されることになるのでありましょう。
即断で断ったBONBON母はさすがです。
これが、市街地開発のために道を広げるから買収したいというような市の提案なら、値段交渉を粘ることになるんでしょうけど。(市なら住人のフォローもやってくれましょうし。)
日本の国土を外国人に売るということ
ま、購入希望者が中国人かというのは勝手な想像です。ブームに目をつけた日本人かもしれません。BONBON母は相手の正体の追求をしなかったのでよくわかりません。私が電話に出たらなら、根掘り葉掘り聞き返そうと思います。
しかし、目先の損得に目がくらんで、長期的な展望とか、先祖からの流れとか、地域の景観治安維持とか、日本の平和とか、そういった大きな視線も忘れてはいけないな、と感じた小さな出来事でありました。
外国人の名前で登記されたところで、固定資産税は日本国に入るわけですから、領土を奪われるわけじゃありませんが、それでも水源地域であるとか、自衛隊基地の隣であるとか、国防上に問題が出てきましょう。
広大な土地を買い占められて、私有地にされて、日本人立入禁止地区などできてしまったら、実質的に占領されているようなものではないでしょうか?
仲良しの国ならいいですけど、敵対視されているような国だと、まずいんじゃないでしょうか?
まあ、一介の不動産オーナーが考えるほどの話でもないでしょうが、心配ではあります。