老朽マンション建て替え委員会の発足

BONBON家所有の区分マンションに、築50年近くになるマンションがあります。エレベーターなしの5階建て、排水管などもずいぶん傷んできて、入居者もどんどん減っています。

土地柄はいいところなので、付近の古い公営の団地は、取り壊されて高層マンションに生まれ変わっていっております。

このたび、ついに、こちらのマンションの管理組合でも建て替え委員会なるものが発足したようで、BONBON家にも、建て替えに賛成か反対かのアンケートが来ました。

それによると、建て替えなければ、数年以内には大規模修繕ということになり、次の建て替え検討は20年後ということになります。

今でも時代遅れの古臭さが漂っているのに、20年もたったら完全に見放されるんじゃないかなと思いますので、もちろん賛成票を入れました。

建て替えとなると、おそらくバリアフリーの高層マンションになるでしょう。この時代のこのあたりマンションって、低層のわりにやたら建物の間が広くて、なかなか贅沢な土地の使い方をしています。

もうちょっと工夫して作れば、巨大な街のようなマンションに生まれ変われるかもしれません。

このあたりは、どんどん開発されて、人口も増え地価も上がっており、ますますの成長が見込めます。最新マンションになれば、たちまち人で埋まるんじゃないかなあ。(希望的予測)

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建て替えのメリットやデメリット

建て替えの資金はどうなるんだろうという疑問は湧きますね。古いものを新しくするのですから、費用の負担は当然あります。

修繕積立金くらいじゃ足りないでしょうし、建て替え資金をぽんと出せるオーナーも少ないでしょうし、管理組合で融資を受けて、未来の積立金で返済していくという話になるのでしょうか。

それとも、マンション建設会社が部屋を一旦全部買い取って、建設会社主導で建て替えという話になるのか?

建て替え前より部屋数は増えるでしょうから、建設会社は、余った部屋の販売で儲けようというのかもしれません。

もともとの区分所有者はどうするかというのは、ご相談ということになるのかもしれません。

買取価格と同額で新しいお部屋を購入できるとか、見晴らしのいいお部屋を優先的にとか、按分の割合によって、二部屋くらい充てがわれるって話でどうでしょうね??

ボロマンションのオーナーだったのが家賃倍増で大儲けという話に??

マンション建て替えにはハードルがあります。

勝手に妄想しておりますが、現実問題としては、いろいろなつまづきがあるのかもしれませんね。

私のように実際には住んでいない区分所有者なら、諸手を挙げて賛成ですが、長年住んでおられるお年寄りだと、反対する人がいることでしょう。建て替え中の仮住まいの問題もありますし。要介護状態だったらなおのことたいへんです。

余生は静かにここで終わらせてくれ、といわれれば、そうだろうなあと思います。

法的には、建て替えをするために、所有者の5分の4の賛成が必要になるということなのです。

私が建設業者なら、お部屋を高く買い取るので、その資金で、心地よい老人ホームに移って、楽しく暮らしてくださいと、提案すると思いますね。

もしくは、次はバリアフリーの広いお部屋にしてあげますから、息子さんご夫婦も呼んでは同居はいかがですか? とか。

このボロアパートじゃ嫌がってた息子のお嫁さんも、きっと喜びますよ!(あなたが亡くなったあと)とか。

この進展には数年はかかると思いますが、どうなっていくのか楽しみではあります。

引き続きレポートします。