マンションの建て替えに関連しまして、管理組合の収支も知ることとなりました。
(ちゃんと総会に出席していれば当然知っている、というか、議事録を読んでいれば知っているであろう内容ですけど)
聞くところによると、管理費・修繕積立費を滞納している人がおられました。
その額、90万。管理費と修繕積立金は、2万円くらいのものですから、45ヶ月、すなわち4年弱不払いだったわけです。
で、裁判になって、追い出されることになったそうなんです。管理費と修繕積立金の時効は5年ですので、その前に勝負をかけたのでしょう。
結局、滞納者は、延滞金やら、裁判費用やらで、総額300万にも払う羽目になったそうで、おそらく住まいを売却した中から払うことになったのでしょうけど、もっと早くに手を打っていたらよかったのに、ですね。
管理費を滞納するくらいなので、他の支払いも滞っていたでしょうから、もしかすると自己破産で競売にかけられたのかも。
その辺の事情までは聞けませんでしたが、理事会の役員にたまたま当たっていたとしたら、いやーな思い出になりますねえ。
このマンションでは夏祭りなんかやってますので、もしかしたら顔なじみの仲良しさんだったりしたのかもしれませんし。
Contents
賃貸の場合
賃貸の場合は、管理費・修繕積立金を払うのは、区分所有者です。
賃借人が家賃滞納をしても、オーナーが管理費修繕積立金を支払わないといけませんから、収支がマイナスになります。ついでに水道代とか、駐車場代までオーナー負担だったりしたら、大変です。
家賃滞納は、決して見逃してはなりませんね。
日頃の付き合いがあると、猶予を頼まれたりしてキツくいえなかったりするかもしれませんが、一事が万事です。
1日でも遅れたら電話をして、督促するべきで、ほっとくと、ズルズルと延び延びになって、そのうち1か月分周回遅れとか、2ヶ月分周回遅れとかになってきて、督促もしにくくなります。
家賃保証会社と契約していたら、すぐに報告です。
守銭奴の強欲な大家と思われようと、しっかりとけじめを付けておくべきでしょう。それが結局、賃借人のためでもあります。
管理費滞納の物件を購入する場合
マンションの管理費は、区分所有者が払うものであり、前所有者の滞納は、新所有者が引き継ぐことになります。
購入前に、よく、そのへんのことを聞いておかないといけませんね。
購入者が前オーナーの滞納金を支払うという話ならば、価格交渉して、その分を引いてもらえばいいかと思いますが、延滞金などもしっかり計算に入れておく必要がありそうです。
そのあたりは仲介会社にしっかり調べておいてもらいましょう。