マンション建て替え計画が進行中でありますが、BONBON家所有の物件には、建替えマンションより古い物件がいくつもあります。
最古参が昭和18年築の木造長屋です。テラスハウスなんてしゃれた名前を付けておりますが、戦前の長屋です。
4戸の連棟が2棟並んでおります。つまり8軒並んでおります。
退去があれば、その都度リフォームしておりますが、部屋によってリフォーム具合はまちまちです。
最近リフォームした部屋は、シャワー付きバスでフローリングの洋室仕様で、インターネットも繋がりますが、昔からの入居者が入れ替わっていない部屋は、内部がどんなんだかわかりません。
一番古い住人は、90歳。BONBON母が嫁入りしてくる前からお住まいで、BONBON母も、部屋に入ったことがないのだとか。
その方が、体調不良で入院されて、親族の方から、退院してくるまでに、ちょっと部屋の修繕をしてほしいというご依頼がありました。
エアコンもなくて、この機会に取り付けたいとのこと。
立会させてもらうと、おおー昭和レトロ!
小学生の時に遊びに行った親戚のおばあちゃんちみたいです。物置となっている2階には薄暗い中にリアルなお人形さんと、タヌキの剥製が立っていて、ちょっとビビりました。
古い古いビーバーエアコンがあったのですが、不動品でした。台所は、もともと土間だったところに素人工事で床を作っていたようですが、腐って抜けて、流しやら洗濯機が斜めになっておりました。壁もボロボロ。
一番心配だったのが、電気の配線でした。
いつもお世話になっている工務店のK社長が見て、こりゃやばい、いつ火事になってもおかしくない、ってくらい古い設備のままでした。
エアコンや電子レンジを使う予定もあるし、配線工事第一優先になりました。
90歳のおばあさん、本当に退院してくるのかいな?という気もしたのですが、あんがい元気になっていて、病院からは早く帰って、と言われているようですが、さすがにこの猛暑でエアコンなしのところに帰るのはヤバかろうと、親族の方は思われたのですね。
ちなみに風呂もありません。
退院後は、デイサービスでお風呂に入り、おうちでは配食サービスや、ホームヘルパーの利用も予定されているようです。
部屋のレイアウトなどは、極力変更せず、ヤバいところだけとりあえず修繕です。
というか、そんなに遠くないうちに、フルリフォームすることになるような気がするなあ。口には出しませんが…。