BONBON家は管理会社を経営しております。
BONBON家族が所有している不動産を会社で管理して、管理費を引いた残りの家賃収入を、物件所有者であるBONBON家の各メンバーに、分配しているという形をとっております。
BONBON父が社長で、BONBON母と私が役員ですが、それぞれ、分配された家賃で生活しておりまして、給与や役員報酬はなし。
無償奉仕のタダ働きということになっておりました。(妻だけバイト代をもらっておりました。)
給料はないので、所得税の源泉徴収はありません。それぞれが個人事業主としての確定申告をしています。社会保険には加入せず、国民健康保険と国民年金を払っておりました。
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社会保険加入の義務
しかし最近、会社宛に、社会保険に加入せよ、というお達しがありました。それで、私も給料を取ることにして、そこから保険料を、源泉徴収することにしました。
するとなんと!
保険料がものすごく安くなったのです!
国民年金は定額で夫婦二人分かかりますし、国民健康保険は所得に連動して高くなりますね。私の所得は、不動産収入がまあまああるので、保険料もまあまあでした。
国民年金、月額16,490円が2人分と、健康保険3万円ほどで合計6万円ちょい。
しかし、これが社会保険となると、お給料の金額だけに応じてアップダウンします。所得の総額は関係ないのです。
私が設定したお給料は、月5万円。健康保険・厚生年金保険の保険料額表で見ると一番最低額になりまして、両方合わせて、23,000円ほど。
しかも、23,000円のうち半分は、会社の費用になります。妻は私の扶養に入っておりますので、妻は保険料を払わなくていいです。
社会保険に加入して、11,500円になったわけです。6万円が11,500円。安い!
今まで払ってた国民年金と健康保険料が、ものすごくもったいない感じがしますねえ。まったく、社会保険料って、面白い仕組みであります。
2ヶ所以上の事業所から給与をもらっている場合は、合算するのですけど、不動産収入のような、給与所得じゃない稼ぎは、計算に入らないのです。
こんな制度を作った人って、アホだったのかなあ? 不動産投資家が管理会社を作るって、想定外だった?
おかげで私は恩恵を受けられたわけですけど、なんだか不公平なかんじですよね。(不動産業以外でも応用が効きますわね。)
年金事務所の調査でもお咎め無し
先日、年金事務所から調査の呼び出しがありました。
さすがに、こんな裏技っぽいことは認められん!と、お咎めがあるのかなと思ったのですが、なんにもなかったです。
提出書類は、やっつけで作ったA4用紙1枚の賃金台帳だけ。出勤簿もタイムカードも社内規定も、ありませーんといえば、それで通りました。
指摘を受けたのは、お給料から源泉徴収し始めた月が、ひと月ずれているということだけ。
なんで、呼ばれたんだろ?? お役所仕事だなあ。
内心、くそー、こんな姑息なことしやがって!と、歯ぎしりしているのかもしれないですけど。
というわけで、個人事業主の不動産オーナーは、法人を作って給料を最低にしたら、社会保険料はおさえられますよというネタでした。まあ、中途半端な稼ぎなので、こういうコスい工夫が効くのかもしれませんけど。
保険料なぞ、上限まで払っても、どうってことはないって超資産家は、気にするところではないのかもしれません。(気にすべきは税金ですね。)