デベロッパーとゼネコンの違いが、よくわかっていなかった私です。
デベロッパーとは、開発会社なのです。新しいマンションのコンセプトや、外観や設備を考えて、住民の合意を形成して、実現可能な状態までもっていくのがデベロッパーです。
できたマンションを販売するのもデベロッパーです。
ネットで検索したら、大手デベロッパーとして、三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産が出てきました。
一方、ゼネコンとは、実際に建物を建てる会社、つまり建築屋さんです。細かい設計をして、建物を作ってくれます。
デベロッパーとゼネコンを兼ねている会社もあって、ややこしい。
スーパーゼネコンと呼ばれる会社は、両方やるみたいです。
大林組・鹿島建設 ・清水建設 ・大成建設・竹中工務店とかです。
マンションというより公共事業、土木建築のイメージがありますね。
まずは、事業協力者となってくれるデベロッパーを決めないことには、話が進まないということで、募集することになりました。
「建て替えを考えております。協力してくれるデベロッパーを募集します」という内容のお手紙を、コンサルタントが考えて、手あたり次第に発送したところ、20社くらいが関心を持ってくれ、説明会に来てくれました。
なお、上に挙げたスーパーゼネコンは、入っておりません。デベロッパーは1社入ってます。
説明を聞いたうえで、見送るという会社も、まあまあ有ったようです。
スーパーゼネコンは、はなから相手にしてくれなかったみたいですが、そこまで大きくない会社は、マンションの規模が大きくて、当社では手に負えない、手が回らないという理由が多かったみたいです。
で、結局、応募してくれたのは、2社ではなく、2グループでした。
2グループとはどういうことかというと、デベロッパー5社くらいが結託して、共同体、かっこよくいうとジョイントベンチャー(JV)との形態での応募だったのです。一社単体では、手に余るってことなのですね。
ジョイントベンチャーには、大手の有名な会社もあるし、あまり聞かない会社もあるし、鉄道会社や電力会社やガス会社まで入っておりました。
ガスvs電気!みたいなかんじ。
なんかすごいことになってきたなあ。
次回は、ジョイントベンチャー2チームによる、コンペの模様をお届けしたいと思います。